田舎のヒロインわくわくネットワーク

かに

 滋賀県からブルーベリーフィールズ「紀伊国屋」のかよちゃんがやってきた。
「蟹をおもいっきり食べたいねん」

 久しぶりに休みを取って、友人のなっちゃんとお母さんの康子さんと一緒にやってきた。
蟹は本当は11月の6日ごろが解禁だから、もっと早いほうがおいしい。年を越して2月に入ると、脱皮して水がにといって身はスポッと抜けて食べやすいが、身の引き締まるような寒さの中で大釜に湯気を立てて熱々の茹で上がったばかりのズワイガニが最高!

 ズワイの中でもセイコといわれる雌カニがおいしい!白い引き締まった身の中にこくのある赤いみそと、口の中でプチプチはじける赤い子が美しい。セイコは小さくて、都会受けがしない。だから繊細な甘さのセイコは、カニのことをよく知っている地元の人が好んで食べる。だけど、雌ガ二のセイコは資源保護の関係から1月11日ごろで漁はお終い。最高においしいけど、限られた資源だ。両手を広げて30から40センチぐらいに成長するまでに10数年かかるという。セイコは小さくても7,8年から10年は成長するのにかかる。カニを一匹食べるのは10年の命をいただくということ。あらためてカニの姿を眺めてみる。
かよちゃんたちにはぜひ、セイコをたべてもらいたいけど、時期が遅すぎる。
いつもやってくる魚やのおじさんに頼んで水がにのなべと、大皿山盛りのカニを食べた。みんな黙ってもくもくと静かなこと、この上なし。

 カニをいただいて、芦原温泉のべにやさんでお風呂をいただいて、肌はつるつる、お腹は満腹!
芦原温泉の源泉のお湯が湧き出すお風呂はとうとうと流れ、ちじこまっていたこころも体も伸びやかにしてくれる。芦原温泉ではいま、湯めぐりといって、丸い木の札を購入すると、この札を持って加盟の温泉旅館のお風呂へ入りに行くことが出来て、いろいろな温泉めぐりが出来る。
ラーバンの森のログハウスでゆっくり眠ったかよちゃんたちは元気いっぱい。

 あくる日は、かよちゃんのおしゃべりの独断場!天下の高島屋デパートでいかにブルーベリーのジャムをお客様に買っていただくか。創ること売ること農業から商業へ、自分の世界を広げていく、かよちゃんの奮闘記の熱演に聞きほれた。話の大好きな一之おじさんでさえ、黙って聞きほれた。しゃべるだけしゃべるとかよちゃんは「アー、楽しかった!」と大きな車を運転して、なっちゃんと一緒にさっさとかえっていったのでした。


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