2007年3月19日 理事会議事録
2007年3月19日、NPO法人田舎のヒロインの理事会を開催し、会計報告とヒロイン基本方針についての議論をおこないました。


2007年3月19日、NPO法人田舎のヒロインの理事会を開催し、会計報告とヒロイン基本方針についての議論をおこないました。
●田舎のヒロインわくわくネットワークから、NPO田舎のヒロインへ
1994年、田舎のヒロインわくわくネットワークが発足してから13年。
この間に農の現場で働く女性たちの生き様はさまざまに変化しています。
農村において、精神的にも経済的にも自立し、仲間を求め、交流し、学びあうことから始まったネットワークは、その活動を一歩深め、2003年NPOとしてスタートし、食と農の現場から社会に提言し、様々な活動が出来るよう歩み始めました。また、21世紀に入り、農業に興味を抱き、農へ参入する若い人達も少しづつ増えてきました。消費者の意識も食の安全性や環境の保全へと高まってきています。
NPOとして何が出来るのか、農業の大切さ、役割などを模索しながら、住みよい地域社会を作り、ゆとりを持って暮らしていけるように、様々におきる社会現象の原因をつかみ、暮らしの中で対処していけるよう、若者たちや研究者など専門家の方々と交流し、消費者にも、生産者にも開かれたネットワークを目指して行動し、学び続けて生きたいと思います。
ヨーロッパでも、戦後、豊かさを求めて若者たちは農村を離れ、田舎は過疎になり、自給率も落ち、農家は農業だけでは生活できない状況が続きました。今から20年前に訪れたデンマークでは、若者たちが田舎を離れ、都会に出て、残されたお年寄りたちがヘルパーの助けを借りて、自立の暮らしを続けている様子を目の当たりにしました。
7年前に訪れたドイツのハンブルグ近郊の小さな町、ヴィンゼンの農村では、過疎が進み、農家を継続する若者もいなくなって、お年寄りがなくなったあと、農家のトラクターや農機具や家財道具が広い体育館のような建物の中に集められ、村の競売にかけられていました。その競売の残りの品々が展示され、新しく農業を始めるために村へやってきた人達に安い値段で転用され、その代金は村の維持費に使われていました。
都会へ出た若者たちはお年寄りたちを、都会へ招きますが、住み慣れた田舎を離れることの出来ない老夫婦や、都会へ出ても一人故郷へ帰ってしまうお年よりも多く、社会問題になっていました。
そこでドイツでは農村に住む若い夫婦たちに助成金を出して、広い農家の土地と家を利用して、お年寄りの共同のホームを作り、ふるさとにお年寄りが助け合って暮らし、若い夫婦が村に住んで、農業を営みながら、農業だけでは生活できない部分を、買い物や生活の手助けが出来るよう、元気なお年寄りの生活の手伝いをすることによって経済的に成り立つようなシステムを作り始めていました。
全国集会開催予定 2008年3月1日~2日 早稲田大学小野記念講堂
来年2008年3月1日から2日、早稲田大学において第6回の田舎のヒロイン全国集会を開きたいと思います。
今回は、未来ある学生さんたちに呼びかけて参加してもらい、一緒に実行委員会を組んで、食品企業の方々にも参加してもらいたいと思います。食や農、環境の問題は農業に関わる人達の間だけで考えていてもどうにもなりません。人間が健康に生きていくために日本の人々が農業を大切にし、農や食のあり方を軌道修正できるよう、学びと行動を行い社会に一石を投じることができるような集いにしたいと思います。
第1回ヒロイン全国大会開催後、10年の時間を得て、早稲田大学にNPO農楽塾ができ、大隈庭園の中に小さな田んぼができました。
また、前回のヒロイン集会をきっかけとして、学生たちの農業体験を三国で引き受けて3年になります。毎年20人ほどの学生さんが訪れ、10軒ほどの農家に分かれて2泊3日の体験生活をしてもらっています。
学生たちが副総長の堀口先生に働きかけて、早稲田大学ボランティアセンターと協賛で、小野記念講堂を会場として3月1日・2日に全国集会を開催できる予定です。これからの日本の農山村をどのように変えるのか。みなさまぜひとも時間と費用をやりくりしてご参加ください。
学生たちと議論をし、語り合い彼らとともに良心ある企業にも働きかけたいと思います。
昨年11月30日から1日にかけて行われた農業技術研究所の研究員との交流会を今年も行う予定です。現場で起こる様々な課題の原因がなにか、一つ一つ究明されていきます。予定はこれからですが、ぜひご参加ください。
地球の温暖化っていったい何度でしょう?0度から1度。たった1度高くなっただけで氷は溶けるのです!植物は動物の分布が変わるかもしれないのです!目からうろこ!農の現場の思いがけない発見があるでしょう。
今年も子供夢基金の助成を受けることが出来、福井、滋賀、長野の3箇所で、子供塾を開催することになりました。都合をつけてご参加ください。これらを参考に、来年は皆様の地域でも子供塾にトライしてみてください。次回、挑戦したい方は今年の3カ所のうち、どこかへ参加してノウハウを学んでください。
9月22—24日 福井県おけら牧場 ラーバンの森にて・森と海の恵み
海と丘陵地の生活を通して、食べることの一環を去年同様、枝元なほみさんに来ていただいて体験し、学びあう。昨年作ったツリーハウスを利用してハックル・ベリー体験。
10月26—28日 滋賀県安曇川紀伊国屋ファームにて・かまどを使ったごはん
かまどを使ったごはん炊き、畑で大根や野菜の収穫、ブルーベリージャムづくり、ヨーグルトづくりなど食の基本と環境の問題を。
琵琶湖の水と農業の関係・日本熊森協会:守山先生より話していただく。
3月15—16日 長野県にて・雪国の暮らしを古老から学ぶ
味噌づくりなどを通して、雪を知らないこどもたちに雪国の暮らしを伝える。
皆様、ぜひ都合をつけて参加し、ノウハウをつかんでそれぞれの地域を生かした取り組みを作ってくださいませ。
参議院選挙を前に、様々な話題が賑わい、あいも変わらず食品の偽装問題が明るみになり、あまりのひどさに驚きを通り越し、あきれます。豚肉を牛肉と偽り、ミンチにしてコロッケにすればわからないからと消費者を馬鹿にするにもほどがありますが、どうしてこんなに簡単にだまされてしまう消費者が多いのでしょうか?
4月13日、福井県の武生にある雪印の関連会社へ視察に来られた雪印乳業CSR推進部の日和佐さんと社員の方5名がラーバンの森に来られ、雪印の現状をいろいろ話され、事務局の能登さんと一緒にお話をうかがいました。また、6月16日、雪印乳業松本さん、脇田さん、山崎さんがお見えになり、今年の6月27日の総会で事件後初めて株主配当の議案提出が出来るような経営状況になったこと、そのことをヒロインの皆様に伝えたくて報告に見えました。
雪印乳業の総会出席して、皆様に状況を報告したいと思います。
もし、都合のつく方は一緒に総会に出席しませんか!
雪印乳業の株が復配になったら、雪印100株運動で預かっている株は解散に!とわくわくしながら、しかし不安を抱きながら楽しみにしていました。
●2007年会費納入について
年会費 3000円 入会費 1000円(初めて参加する方のみです)
同封の郵便為替用紙をお使い下さい。00790-4-37068 NPO田舎のヒロイン
●ホームページがリニューアルしました。
www.inakano-heroine.jp
どんどん書き込みしてください。楽しい農の現場の暮らしを伝えるホームページを!天候不順の中で振り回される農業かと思えば豊かな季節の贈り物、ヒロインの皆様のつぶやきを…。
充実したホームページをつくりましょう!山崎洋子の「ようこのきまぐれ日記」も見てくださいね。
●平成19年度専門家養成講座参加募集について
主催:(社)農山漁村女性・生活活動支援協会
内容:1)ステップアップ農村女性企業専門家養成講座
2)グリーン・ツーリズム専門家養成講座
申し込み〆切:2007年7月13日
ただし挑戦して学びたい方は下記に問い合わせください。
03-5777-5383
●新刊ご案内
「イルカのラボちゃん」 すずきたかし:文 やまざきようこ:絵
ご注文は事務局へ 定価1365円(税込) 送料150円
※山崎洋子さんのご好意によりヒロインの収益になりますのでご協力をお願いします。
問い合わせ:ヒロイン事務局 (能登裕子 近藤英子)
重油流出事故当時、海洋汚染から生まれて間もない水族館のイルカを助けるために、大勢のボランティアや水族館が協力して輸送した世界でも例のない出来事がありました。そのお話を絵本にと、今年の冬に水族館の館長さんい挿絵をお願いされ、一冊の絵本ができました。文章は鈴木館長さんで、絵はやまざきようこです。なにぶん技術が伴わず、絵がへたくそですが事件が風化しないよう、海の環境が守られるように命や自然の力、環境の問題など、絵を見ながらこどもたちや、お孫さんと話していただけたらと願って描きました。
機会があったら、ラボのいる越前松島水族館へぜひお出かけください。
10歳になったラボちゃんのイルカショーをご覧になることが出来ます。またちかくのおけら牧場へもお寄りくださいませ。
(C) 2007- Inakano Heroine