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雪印100株運動 第58回株主総会レポート—梶谷きよみ編—

2000年6月、雪印食中毒事件が発生し、雪印食肉偽装事件がおき、食の安全性が問われて8年。一度失った信頼を取り戻し、再生を目指すのは大変なこと。2008年6月26日雪印総会出席報告8回目です。

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第58回 定時株主総会 広島県:梶谷きよみ

 例年通り札幌プリンスホテルで開かれた。会場入り口にはメグミルクの労働争議の人々が立ち並んでいる。
下請けの福岡大和倉庫闘争支援共闘会議の人が‘雪印乳業は責任を果たせ!'とビラを配っていた。総会に出席したこの人達の質問に議長が同じことを何回も丁寧に責任問題の説明をしていたのが印象的だった。

 それぞれの立場、そして私は株主としての立場。その中で議長が法を通して説明し続けた。態度は礼を尽くしたように思えた。
総会の前から、スーパーの棚からバターが消えた。‘水曜日の10時には入ります'と店員に言われ、何日もバターを待ったこともあった。
 業界トップの雪印がバター不足について責任を感じ、8月に向けて増産に力を入れていると聞き、力強く感じた。乳量の生産調整に加え、オーストラリアの乳製品の不足・飼料高が重なり、世界的に不足状態にあるとのこと。お金を出せば買える時代がこんなにも早くほころび始めたことを肝に銘じた。
 雪印種苗を子会社化するにあたり、純資産の減少から差額44億円が ‘負ののれん‘という勘定科目で記載されている。
いろいろな科目があることと額の大きさに驚いた。経営強化のために独立させて子会社化していく手法もいつしか無理が来る。労働争議の人々の悲鳴が聞こえそうである。
『厳しい経営の中で北海道の酪農基盤の発展なしには当社はない。創業の理念に立ち返り、健土健民の理念を守って生きたい。』社長の声に‘ガンばって'とエールを送りたい。
3時間もの総会は大荒れ。社長解任、まして社外取締役の解任まで飛び出した。社外取締役の素晴らしさ、会場に出席している女性の数にも匹敵している。
会が終わってからも5~6人の労働争議の人々が抗議をしていた。
『総会をやり直せ!』
家に帰ると、我が家の後継者が、
『日本の農政は間違っている。農民が夢をもてない』と言い放った。


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