雪印100株運動 第58回株主総会レポート—吉田佐柄子編—
2000年6月、雪印食中毒事件が発生し、雪印食肉偽装事件がおき、食の安全性が問われて8年。一度失った信頼を取り戻し、再生を目指すのは大変なこと。2008年6月26日雪印総会出席報告8回目です。

雪印株主総会に集うヒロインアラカルト 吉田佐柄子
梅雨の訪れない北海道へ。広島から福井から東京からそれぞれの思いを温め。雪印の蛸壺に吸い込まれるように集まった。
広島の梶谷さんは、夫の温かい一押しで、多忙な役開放を得、北海道の山登りプラン途中下車のひと時として。福井の洋子さんは、NPO法人新企画グリーンツーリズム現地取材ラインの延長線上に、雪印100株運動展開過程観察として。老いを重ねた私は自己の心身変化と社会対応能力確認のために、また洞爺湖サミット会場となる北海道・札幌の動勢観察と合わせた合流となった。それぞれの想いはいつでも形にして行動する似たものトリオの総会入りであった。
一般質問中、生乳不足中にメグミルクとの再合併議論があったが、経営と消費者ブランドのイメージとの関係認識がある。「ブランド力が株価の変動があると思う」との発言者からの「日和佐取締役の役割は終了したと思う。第2号議案から削除のこと」との修正動議には驚き、7年の歳月の重みを痛感させられた。最終的には修正動議否決により、原案採択となった。
この案件こそがこのたびの実りであったと思う。12時を過ぎ、一般質問継続中、ボツボツと退場者が目立ち始めた。12時半ごろ、やっと梶谷さんの声が届いたときには、会場の空気が一時変わったと思った。唯一の女性発言となったのである。20~30%入場の女性株主にエールを送り、事業基盤評価について海外メーカーとの連携を問い、社長から回答を得て安堵した。
まもなく、質疑打ち切り、その後採択、13時に閉会。あまりにも前回との差を体感させられてしまい、時代の変化スピードを実感することとなった。梶谷さんは山へ一直線。そして私は洋子さんに守られ一路空港へ。まもなく千歳国際空港直売店「花畑農場〔田中義剛経営〕」前の行列に驚かされた。あの、「牛乳キャラメル、生キャラメル」購入の列であり、之がまぎれもない北海道の風景であるとわれに返ることが出来た。慣れ親しんできたJR札幌駅はもうない。サミットを迎える堂々としたJR札幌駅から多くの人々は、足早に工事中の地下連絡道を尻目に、大通り公園方向へ散っていく。いつもと変わらない美しい北口の風景が安らぎを与えてくれた。とうとう北海道一人旅が仲間の支えに甘えて完結できたとの想いで満たされることが出来た。
追記 初回平成13年6月参加・場所 札幌市民会館の時は雪印100株運動の食品企業の姿を直視するヒロインネットワークの一員として参加。今回は企業の原点はよみがえっているか。新しい食品企業像として女性の役割は生かされているか。と言う視点で参加した。
会場にはシャンデリア付ホテル、平椅子座。初回階段式市民会館とは株主対応姿勢は大違い。企業の姿勢が元に戻ったような気さえしてしまった。前面映像による説明者の姿が確認できる点は評価できるが・・・。
一般質問者に対する問題処理の仕方に誠意が感じられない。当局は努力していると思うが伝わってこない。この点が初回対応と格段の差があった。
